代表メッセージ

保善博

 

経営理念
ジモト還元!チイキ貢献!

 

はじめまして、テンプラスの保喜博(たもつ よしひろ)です。

私は、大阪港区で100年つづく米穀商の3代目です。
大学を卒業し、大手の総合小売業に就職しました。
愛社精神の塊で、24時間365日走り続けた10年でした。
仕事が楽しくて楽しくて、 明るく元気な、最高のサラリーマン時代を全国で過ごしました。
しかしながら、その会社の経営難もあり、退社をして大阪に帰りました。
久しぶりに、大阪の街を歩いてみると、、
商店街の2代目、3代目の商店主は疲れきっているし、
お店のシャッターがどんどん閉まっていくのを目の当たりにし、
「この状況を何とかできないかな」と感じました。

最初の発想は、10年間サラリーマン時代に鍛えてもらったスキルを、
この街に還元したいと強く思ったことです。
最初からジモト還元というテーマを持って、
10万円という安価な料金でデザインから折込まで全部やる、
チラシデザイン制作パッケージを始めました。
(たくさんのお客さんに来てもらわないと、売上がどんどん減っていくので)
ただ、依頼をいただいたのは、
ある程度の規模の東京本社の会社ばかりだったんです。
私が何とかしたいと考えていたのは、
しんどい経営を強いられていた街のお店だったのですが、、、、、、
そうしたしんどい層からは、一切レスポンスがなかった。
いろいろとお話を聞いてみると、
「広告なんて出されへんねん。その10万円がないんや」
と、たくさんの商店主さんに言われました。
ほんなら根本から見直さなければあかんのかと思いつき、
サービス自体の見直しをすることにしました。
そこで経営に必要な経費を削減して、
新しい投資に回してもらえるようなサービスがしたいと思ったんです。

やってみた結果、誰も損しないことがわかりました。
時代背景としても、失われた10年、15年と言われ、
みんな苦い思いをしていながら、
店主は公共料金や家賃、消耗品などの経費についても、
もともと高い単価で我慢していたんだと思いました。
こうした世間の事情や店子さんの実情を理解し、
リレーションもきっちり保ち粘り強くお仕事をしています。
その結果として、経費削減は決して無理なことじゃなくて、
一つ一つ粘り強くやっていくことで実現できるという自信が生れました。
経営理念であります、ジモト還元!チイキ貢献!ビジネスをモットーに
単純に儲けることだけを考えるのではなく、
地域社会にどのような貢献ができるかという視点で、サービスをつくっています。
今後も社名にあるように、お店の「店(テン)」にプラス効果のあるサービスを
どんどん作っていきたいと思っています。

2001年7月3日